台所 その6 キッチンペーパーをどこにおくか?
台所についていろいろ思うままに書いていますが、今回はキッチンペーパー問題です。
現代の料理プロセスにおいて、キッチンペーパーの果たす役割は極めて大きいと言っていいでしょう。
特に、魚を扱う場合は、キッチンペーパーの役割は包丁の次に大事かもしれません。
そういう私たちも、キッチンペーパーはよく使います。
釣りに行って、そこそこ釣れたら、1ロールはあっという間になくなります。
魚は水気をいかにとるかが重要ですからね。
そういうキッチンペーパーですが、現在の我が家での定位置は、その役割に対して不十分と言わざるを得ません。
新居では、このキッチンペーパーの待遇をもっと良くしたいという思いがありました。
これは、言い換えれば使い手側にとってもより便利にキッチンペーパーを使いたい、ということです。
でも、作業スペースには置きたくないんですよね。場所を取ってしまうので。
その観点でいうと、タカラスタンダードのホーローパネルは魅力でした。
どこでも磁石でホルダーを取り付けることができますから。
終盤のシステムキッチン選びは、クリナップかタカラスタンダードか、という二つの争いになっていました。
以前クリナップが第一候補と書きましたが、第二候補はタカラスタンダードでした。
タカラスタンダードが良かったのは、マグネットで使いやすいように色々アレンジができるというところと、シンクも使い勝手が良さそうだったという点です。
シンクについては、LIXILも良かったんです。
LIXILだとWサポートシンク、タカラスタンダードだと家事らくシンクのアシストスペースと呼ばれる中二階的な位置にステップを作ることができる仕組みです。
話をキッチンペーパーに戻すと、タカラスタンダードのマグネット収納は本当にいいですよね。
キッチンペーパーホルダーもちゃんとあります。
1,700円ですね。
私は、これをコンロの横か人が立つ位置の横につけようかなと考えていました。
油汚れは気になりますが。
そういうわけで、システムキッチン選びは、キッチンペーパーが決め手になるのでは?という感じになってきました。
そんな中、セキスイハイムの営業さんともう一度クリナップのショールームに行くことにしました。
除菌乾燥機の動作確認をしたかったというのが大きな目的でした。
今回は、きちんと見積もりを取るためでもあるので、パネルの色の希望も伝えましたし、当初の目的である吊り棚の動作確認(あまりにも動きが遅いのであれば、採用をやめるつもりでした)とコンロのグレード選定などをしました。
その中で、キッチンペーパーの扱いがメーカー選定の決め手になるかもしれない、と担当の方に伝えたところ、こういうのありますよ、と教えてくれました。
プルダウン吊り戸棚の調味料棚タイプ
ほほぉ〜という感じでした。
これだと、キッチンペーパーが汚れることもないし、作業スペースを割かなくても済みます。
サイズ的にも、つけようとしているオートムーブ式の棚と両方をつけられるというではないですか。
というわけで、クリナップとタカラスタンダードの2社から見積もりを取って、総合的に判断して決めることにしました。
こうやって振り返ると、全ての希望を詰め込んだ形のキッチンは、私の場合はありませんでした。どこかはいいけど、どこかが引っかかる、というような感じですね。