地獄の??最終打ち合わせ
今回は、建物そのものではなく、最終打ち合わせについて書きたいと思います。
ハイムの最終打ち合わせとは、工場に送る図面を完成させるための最後の打ち合わせのことです。
つまり、最終打ち合わせのあとに、工場に送る図面を完成させるので、基本的にその後の修正は困難になります。
というわけで、ほぼ全てを決する打ち合わせということになりますね。
では、どういうものかというと、営業と設計担当の人と終わるまで打ち合わせをする、というものです。終わるまで帰れないので、体力勝負という側面もあります。
私の印象としては、卒論なんかの締め切り前に、夜を徹して作文をした大昔を思い出す、そんな感じでした。仕事だと、何かの締め切り前に徹夜はしたくないけれども、状況がそれを許さない的な感じですね。
そういう、大変だった打ち合わせですが、どうして大変かというと、全てを確認するからです。
さすがに間取りはさらっといきましたが、床材、壁紙から始まって、システムキッチン、トイレ、洗面台、お風呂、照明といったありとあらゆる装備、さらには電気のスイッチの場所、モニタの位置、コンセントの位置などなど。
これをすべて図面とにらめっこしながら、一つずつ確認していきます。
ただ、フェイントだと感じたのは、この打ち合わせでは、配線もほぼ確定させる必要があるということです。私たちは、この認識がなくて、ちょっと困りました。
LANやテレビの配線、電話線もこのときに決めなければならないので、最終打ち合わせの前までに配線のこともきちんと考えた方がいいです。
特に、壁掛けテレビを考えている場合、壁の補強が必要になるのと、どのような金具を取り付けるか、さらには接続する機器の数によって、隠蔽配線として対応できるかどうかという問題もでてきます(壁の中にそれほど本数を通せないという感じなんです。実際どうなのかよくわからないんですけどね。)
新しくテレビを購入する予定であれば、サイズとそれにあう金具をどれにするのかくらいは情報として必要ですね。
また、隠蔽配線にするための接続方法についてもきちんと考えておいた方がいいでしょう(壁の中を通す配線の数を減らすために、どこで分岐させるか、hubのような分配器的なものをどこに接続するかなど)。
当然、途中で集中力が切れますのでね、前の日はじっくり休養を取った方がいいでしょう。
そんな最終確認ですが、上で述べたように基本的には確認作業ではあるものの、以前の記事に書いたように、窓をつけることになったりとか、ずれることを告知されたりとか、微妙に最終確認の時にすることか?というようなこともでてきますので、気は抜けません。
ですので、最終確認の前には、これまでの図面を一通り確認して、気になることは必ずメモをしておいた方がいいと思います。頭の中に記憶していても、やはり忘れてしまうことがなくはないです。
最後の打ち合わせで、その後の変更は基本的にはできませんので、後悔しないためにも、気になる点はどんなに些細なことでもメモをして、全て確認するようにした方がいいと思います。
床材とか壁紙は何を選んだかほぼ忘れてます。特に、白い壁紙だったら、もうなんでもいい、となっていまいがちです。が、白でもこだわって選んだのであれば、きちんと確認した方がいいですね。
今思うと、壁紙とかは、決めた時に、きちんと品番をメモしておいた方がいいですね。可能であれば、写真を撮るか、サンプルをもらうとかしてもいいかもしれません。
インパクトのある壁紙を選んだ場合は、間違うことは少ないと思いますが。
私たちの最終確認は、夕方始まって、夜9時過ぎに終わりました。
すべての図面に、日付、署名、捺印しました。これはある意味、保険になるものですから、これと違うものができていたら、私たちはこれを理由にやり直しを主張することができます。一方、ハイム側からすると、それに従って作れば、あとでこちらが何をいっても従う義務は生じません。そう考えると、かなり重要な図面になりますね。
途中、夕食を用意してくださったので、食べる時間も含めてですが、疲れました。
9時過ぎに解放されましたが、確認作業の後は、総務系の人が登場して、支払い手続きのこととか、保険のこととか説明を受けたようが気がします。
違う日だったかどうかも覚えてないのですが、いつもと違う場所で打ち合わせをしたのは、あの時だけだったのでたぶんそうだと思います。
とにかく、あれもこれもで大変でした。
保険のことも全く考えていなかったので、適当に決めてしまった感がありますね。
最終確認の日は、最終確認だけなのか、他にもすることがあるのかを事前に確認した上で、確認作業以外のこともするようであれば、それに関する予習もしておいた方がいいでしょう。
あるいは、最終確認以外のことは、日を改めてもらってもいいですね。
そこは、きちんと情報を伝えてもらって、こちらの希望をきちんと伝えるといいのではないかと思います。
とりとめのない話でしたが、今日のポイントをまとめると、
- 最終確認の前日は、よく休養をとる
- 最終確認の前までに、過去の図面をきちんと復習し、気になることは些細なことでもメモをとる
- 最終確認のときは、どんな些細なことでもとにかく確認する(相手がしつこいと思っていそうでも、絶対にひるんではいけません。大金を払う買い物ですから、一切の妥協は不要。)
この3点は特に重要だと思いました。
結局、私たちはこの最終確認後に、ずれ問題に気づき、天井スピーカーについては、対応していただきました。ただ、これも連絡をすぐに入れたので、対応してくれたのだと思います。
これから最終確認を迎えるみなさま、ぜひ後悔のない打ち合わせをしてくださいね。
参考になれば幸いです。