太陽光と蓄電池
今回は、太陽光と蓄電池です。
セキスイハイムといえば太陽光ですね。
最初に太陽光発電を屋根に載せたのはセキスイハイムらしいです。
スマートハイムラボに行った時に聞きました。
最初は、太陽光は当然として、蓄電池も入れたいと考えていました。
蓄電池の導入理由としては、災害時の対応が一番です。太陽光で発電した電力を蓄電して、夜も使えるようにすることで、光熱費を削減する、という使い方はあまり重視していませんでした。
災害等の停電時に、最低限の電力を確保できることが、蓄電池を導入したいと考えた理由です。これは、昨年の北海道胆振地震の際に生じた北海道のブラックアウトの発生も大きな要因になっています。
私の実家が北海道で、まさにブラックアウトで大変なことになっていました。幸に、地震による直接の被害はありませんでしたが、2日半は停電していました。
太陽光発電の自立運転で携帯の電源は確保できましたが、あのようなことを間接的にも経験すると、やはり電力をいかに確保するか、ということが今の時代は最重要課題であると認識するようになりました。
その点、DH社は、蓄電池の普及に力を入れようとしていたようで、お手軽価格で蓄電池を入れることができました。これはかなり魅力的でした。
また、DH社の蓄電池の考え方は、災害対応をメインに考えているという営業さんの説明もあり、この使い方も我々の考え方と一致していました。
(最近、問題が発生しましたね・・・。)
SH社は、蓄電池には消極的でした。ただ、太陽光発電による発電は、固定価格で10年間は会社で買い取るということで、電力会社への売電価格が下がっても大丈夫という説明でした。
会社によって太陽光や蓄電池に対するスタンスが大きく異なるのも興味深かったです。考え方が一致するかどうかはあまり重要ではありませんが、考え方によって、太陽光の発電容量や蓄電池の容量の標準が変わってくるように思います。
そういうわけで、太陽光と蓄電池はつけたいということで話を進めました。
セキスイハイムの当初の見積もりには太陽光3.6kwと蓄電池12.5kwで積まれていました。
太陽光はそこそこ値段が落ち着いてきていますので、そこまでびっくりする値段ではありませんでしたが、蓄電池が高かった。
200万円弱でした(正確な金額を忘れました。調べる気も失せました(笑))。
これは本当に悩みましたが、蓄電池の技術開発の状況はまだ途上です。
見通しとしては、今後10年で飛躍的に高性能化、低価格化が間違いなく進みます。
でも、災害はいつおこるかわかりません。10年待てるか?ということになります。
でも、あと数年でも価格は間違いなく大きく変わります。
そういう卵がさきか、鶏が先か的な話になってしまいました。
こういう状況の逃げ道として、蓄電池の先行配線はできるか?ということを聞きました。
配線だけでも先にしておくことで、もう少し価格が下がった時に蓄電池を導入する費用を抑えようと考えたわけです。
先行配線はできる、という答えでした。
蓄電池は入れたいけれど、値段がちょっと・・・。
太陽光をつけるので、非常時はその自立運転系で最低限の電力は確保できる。
先行配線をしておくことで、将来蓄電池を導入する際のコストを抑える。
こういうことで、蓄電池の最初からの導入を見送ることにしました。
打ち合わせも終盤になって、先行配線の費用は積んであるか確認をしていたところ、営業さんから、設計に確認したら、先行配線はできない、と言われました。
理由は、この先規格がどのようになるかわからない。現時点での規格で配線をしても、
実際に蓄電池を入れるときの配線として使えるかわからないので、先行配線はできません、ということでした。
これはもっともで、SH社も同じことを言っていました。
確かに規格違いで先行配線が使えなくなるのはお金のみならず資源の無駄になるので、結局先行配線もやめることにしました。
先端機器を入れる場合は、国の政策も見ながら検討されるといいと思います。
技術開発に関することであれば文部科学省、普及に関することであれば経済産業省のホームページで検索すると、何かが出てくるかもしれません。
特に、技術開発は国としてロードマップを作っているので、計画通りに進むかどうかはともかく、見通しの参考にはなるとおもいます。
結局、太陽光だけになった我が家です。
でも、いずれ蓄電池は導入します!